美容室経営で必要な組織の形
美容室を経営するにあたり意識しておきたいものに、組織の形態があります。
その店舗をどの様な形態の組織で運営していくのか、と言う問題です。
例えば、比較的小規模な美容室で多いのが、ワンマンシップ型の組織です。
「この店は自分の店だから」と、強力なリーダーシップでオーナーがぐいぐいとスタッフを引っ張っていく様な美容室です。
トップダウン的な権力構造の為に、コンセプトの統一が簡単ですが、スタッフの人望が無いと面従腹背となる危険性を合わせ持ちます。
また美容業界の特種なワンマンシップ型のバリエーションとして、カリスマ美容師タイプがあります。
オーナーの優れた美容技術にスタッフが魅せられて、集まってくる様な組織です。
他のベンチャー企業等では見られないパターンだけに、美容業界の特殊性を感じる事ができます。
このタイプは、オーナーが次々と新しい技術を提供していかないと、スタッフのモチベーションを維持できないと言う問題があります。
合議型の組織は、民主的な考え方で育った日本人には、馴染みやすい組織体系です。
スタッフと和気藹々とした組織を経営する事ができますが、その反面、仲良しクラブに堕す危険性もあります。
これらはどれが優れているものと言うものは無く、ケースバイケースで選択する必要があります。