美容室経営と競合
美容室経営での問題としてよく取り上げられることとして、他店との競合があります。
もともと美容室の数は地域によっては飽和しているとも言われ、しかも新店舗がどんどん増えているという状況にあります。
もし貴方の店が良い経営状態にあり、予約がいっぱいで断らなければならないようであれば、その地域は出店に適した地域とみなされ、後進出の店舗が増えることも考えられるので、現状に甘んじているのは極めて危険なことでもあります。
そしてインターネットの普及により、同地域の同顧客層を狙う店との競合だけではなくなってきてもいます。つまり、目に見えている範囲の狭い競合だけにとらわれるよりも、自分の店舗の経営状態を見直し、しっかりとマーケティングを行った上で、スタッフの質や店内環境、サービスの向上に努めることが重要といえます。
また、他店との競合がもっとも影響するのは、新規顧客層の獲得においてだと考えている方も多いかもしれませんが、実際はリピーターの獲得です。特に女性にとっては「1度行ってみる」と「もう1度行く」の間には大きな隔たりがあります。そのため競合を考える上でも、リピーター獲得をメインにすえた経営戦略が必要なのです。
恐らく、今後の美容室の経営の在り方は、
1.とにかく新規顧客を獲得して、回転率を上げる
2.リピート率を高く確保して、より単価を上げて顧客を選ぶ
この二つの方法でしか生き残っていけないと思われます。
競合が多すぎるためです。
■参考コンテンツ
美容室の経営難とは
美容室経営のよくある悩み
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